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福建省で強制土地収用に抗議 当局は鎮圧

2014年01月22日

【新唐人2014年1月22日付ニュース】18日、中国福建省莆田市(ほでんし)三江口鎮で、強制土地収用が行われました。抗議する村民らに対し、地元当局は400人以上の武装警官隊を出動させ、容赦なく鎮圧しました。8人が拘束され、20数人が負傷。1人は生死不明です。

 

地元村民が20日、新唐人に伝えた情報によると、地元政府は鰲山村(ごうざんそん)に港を建設する名目で、土地を強制的に収用。抗議する村民らに対し、警察当局は400人以上の武装警察を出動させました。

 

鰲山村村民 趙さん

「ヘルメットをかぶり、盾を持って、土地収用に来ました。1ムー当たり900元。村民は応じていません」

 

土地収用に応じない村民に対し、警官隊は暴力を振るい、80歳の老人も見逃さなかったそうです。

 

鰲山村村民 趙さん

「20数人負傷しました。1人は危篤状態で、どこに連れて行かれたのかも知りません。聞いた話では危篤だそうです。お婆ちゃんでも殴ります。手当たり次第殴りつけ、8人を拘束しました」

 

元住民によると、去年9月、村民数百人が地元鎮政府に説明を求めた際にも、2回とも鎮圧されたそうです。

 

鰲山村元住民 林さん

「老人たちが話に行ったら、政府は武装警察を呼んで、服装が武装警察でした。老人たちに怪我を負わせました。鰲山では海に頼っています」

 

近年、鰲山村では村の役人によって土地が開発業者に売り払われています。地元政府は村民の陳情を防ぐため、暴力による鎮圧を行い、情報をも全面的に封鎖しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/20/atext1047545.html (中国語)

((翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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